以前、WindowsでSVNを使ってFXのMQL4開発でソースコードを管理しました。
最近、仕事でもGitの利用が多くなっているので、今後FXのMQL4開発でのリビジョン管理にGitを使いたいです。
インストール
App Storeからインストールできますので、App Storeを起動して、「Git」と検索してインストールしてください。
起動
インストールしたGitアプリを起動して、次のような案内が表示されます。既存のリポジトリの場所、または新しいリポジトリを作成するディレクトリを選択します。
画面をクリックしたら、次のように、再度作業用ディレクトリーを選択するように促されます。
また、ターミナルを使う場合、次のようにターミナルを起動して確認できます。
リポジトリ作成
作業用ディレクトリーを作成します。
次のように、好きなところに作業用ディレクトリを作成します。
上記の場所を選択しても、リポジトリがないので、「Create」ボタンをクリックします。
出来たら次のようにリポジトリ作成完了しました。
FX MQLフォルダ内に隠しファイルが作られますが、何もないように表示されます。
ここでターミナル上で確認できます。
このように、「.git」ファイルが作成されました。
管理対象のファイル準備
まず、MQLのソースコードは次の構成になります。
詳細を上記の記事の「EAファイル構造の設計」部分をご参考ください。
そして、これらのファイルをGitリポジトリにコピーします。
Windowsの場合、ファイルを簡単にコピーできますが、macOSの場合、ファイルのコピーの前に、ファイルパスを確認する必要があります。操作方法を上の記事をご参考ください。
MQLのソースコードファイルのフォルダを開いて、上のように⬆️ボタンを分かる場所まで遡ってクリックしてください。
僕の場合は、MetaTrader 4のMQL4の場所は次のようになります。
/Users/linhuarinka/Library/Application Support/MetaTrader 4/Bottles/metatrader64/drive_c/Programe Files(x86)/MetaTrader 4/MQL4
ソースコードの場所確認出来たら、今度Finderからそのファイルを探してみます。
次のように、linhuarinkaの下も、Application Supportの下も、目的フォルダが存在しません。
では、ファイルはどこにあるのでしょうか。
FinderのApplicationから探しましょう。
Applicationにある「MetaTrader 4」アプリから探します。
次のように、Finder上でも同じパスが存在もしなければ、似たような所では目的ソースファイルが存在しません。
最後に、上記のパスをターミナル上で確認してみよう。
ありましたね。
やはり簡単に操作できないように、隠されていますね。
ターミナルでコマンド操作できなければ、無理かもしれません。
また、空白と“(”についての入力もご注意ください。その前に“¥”または“⧹”を入れる必要があります。
やっとここでファイルコピーができるようになります。
ピンポイントのファイルをコピーする場合、コピー先にフォルダを作成しておく必要があります。
結果確認:
フォルダ毎にコピーしたい場合、「-r」オプションを付ける必要があります。
結果確認:
もちろん、コマンド操作できない場合、MetaEditor画面からソースコードを選択して、テキストファイルなどに貼り付けて保存する方法もあります。
ファイル数が少ない場合、直接のコピーがおすすめですが、ファイル数が多くなると、コマンド操作がお勧めです。
追加後、Git UI側でも確認出来ます。
ファイルのインデックスへの追加
ファイル準備できたら、Gitに認識させる必要があります。
作業フォルダに移動して、「git add 追加対象ファイルまたはフォルダ名」コマンドを利用してファイルを追加します。
Git UI側でも次のように確認出来ます。
変更のコミット
上記のようにファイル追加、または修正変更後、コミットしてリビジョンを管理してもらいます。
ファイル追加後のコミットコマンドは「git commit -m “コメント内容”」です。
また、「git commit –m “コメント内容” ファイル名」で個別のファイルでのコミットも可能です。
そして複数のファイルを修正した場合、「git commit -a –m “コメント内容”」で全部コミットします。
コミット履歴を「git log」コマンドで確認出来ます。
そしてGit UI側でも確認出来ます。
コミット履歴から差分の確認
「git diff リビジョン1 リビジョン2」でも確認できますが、やはり人間の目ではカラフルなGUIでの確認がしやすいものです。
SourceTreeのご利用はおすすめです。もちろん、SourceTreeなら、上記のコミットなどのgitコマンドはなくてもボタン押下で操作できます。
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