シンプルに生きる

シンプルに生きる 読書

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

ものを持たない暮らしには、技術が必要です。フランスで40万部ベストセラー。ヨーロッパを席巻した、心豊かな人生の過ごし方。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ローホー,ドミニック
フランス生まれのフランス育ち。パリ、ソルボンヌ大学においてアメリカ文学の修士号を取得。イギリスのソールズベリーグラマースクールにおいて一年間フランス語教師として勤務した後、アメリカのミズーリ州立大学、日本の仏教大学でも教鞭を取る。ヨーガを習得。日本在住歴は30年。その間、飛騨雅子と萩原麻美に師事し、10年にわたり“墨絵”を学ぶ。さらに名古屋にある愛知尼僧堂と呼ばれる禅寺に6週間篭り、曹洞禅をも学ぶ。フランス国内をはじめ、ヨーロッパ各国で著書はベストセラーとなっている原/秋子
フリーランス仏語通訳翻訳家。昭和30年、東京生まれ。父親の仕事の関係で小中学校時代をフランスで過ごす。留学先グルノーブル大学にてフランス語教師資格を取得。帰国後、神戸ステラマリスインターナショナルスクールにて仏語を教える。昭和61年度通訳案内業国家資格取得後、数多くの通訳翻訳の仕事を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

はじめに

ものを過剰に所有することをやめてみましょう。すると、ものに対して使っていた時間が減り、自分自身にかける時間が増やせます。体をケアし、心の中の整理をすると、自分の持っている可能性を再発見することができ、意欲が湧いてきます。

 

シンプル主義の37ヶ条

01嫌なことは引き受けない

02ものを処分したり他人にあげたりすることに罪悪感を抱かない

03洗面所に香水サンプルのコレクションを置かない

04自分の家が火事になったと想定し、まず何を買うべきかリストを作ってみる

05その場合買わなくても済むものもリストアップする

06好きだけれど一度も使用したことのないものは、写真をとっておき、処分する

07自分の経験を自分の欲求に照らし合わせた上で、迷いが出るものは捨てる

08一年間一度も使わなかったものは、すべて捨てる

09「大事なもの以外なにもいらない」をおまじないにする

10「少なく」が「多く」をもたらすことを現実に実感してみる

11欲求と必要の違いを区別できるようにする

12自分にとって必需品であると信じていたものがなくても、どれだけ「持ち堪えられる」かを試してみる

13可能な限り物質的なものを排除する

14場所を移動させただけで「片付けた」と思わない

15シンプルにすることは「愛するものを排除するのではなく、幸せのために役にも立たず、貢献もしないものを排除するのだ」と自分に言い聞かせる

16取り替えの効かないものはないということを肝に銘ずる

17とっておくものの数を決める(スプーン、シーツ、靴などなど)

18それぞれのものの置き場所を決める

19空き箱、袋、空き瓶などを溜め込まない

20家事作業を行う時の服は二揃い以上持たない

21大事な書類、文房具や紙、領収書、地図、カセットテープやDVDなど、行き場のないものを整理する戸棚を一つ用意する

22一つ一つのものを必要かどうかチェックする

23常に「どうしてこれをとっておくのか?」と自問自答してみる

24泥棒が入っても、とっていくものがないくらいにしておく

25過去の買い物の失敗にとらわれない。それを捨てることで過ちを償えばいい

26自分の所有物を試しにすべてリストアップしてみる

27すでに排除したもの、捨てて後悔しているものもリストアップする

28たとえそれが思い出の品であっても、自分をイラつかせるものから自分自身を解放しなくてはならない、と自分に言い聞かせる

29良いものをより良いものと交換することを躊躇しない。それで満足感が得られる

30二流の選択を決して受け入れない。自分の住環境を構成する要素ひとつひとつが、より完璧な状態に近づくことで平静さを得られる

31手元にお金がある時のみ買う

32住まいが生き生きしている状態のなかに変化は訪れる

33品質の良さを長年示してきた伝統的な物を信用する

34これ以上段取りできないところまで段取りする。他はすべてカットする

35関わっているさまざまな活動の数を減らす

36新規に購入するものは、かさ、重さ、大きさにおいて小さいものにする

37余計な装飾品は捨てる

 

ものと上手につきあう方法

シンプルで豊かな生活への第一歩
不要なものを捨てて、ものから自由になることで、こうなりたいと願う自分に一歩近づくことができます。

ものに振り回されない生き方

自分が必要としているものはなに?
実用性のないものは思い切って捨ててしまうこと。古い洋服ダンスを心地良いソファーと交換し、着なくなった服は上質のウール製品に取り替えましょう。
交友関係も整理して、本当の友達と過ごす時間を増やしましょう

持ち物の総点検を
オーク材の本棚、茶碗一客、キッチンテーブル、財布・・・・・・どんなものも、自分の好みや体に合っていて、使いやすく、美しい動線で使えるものだけを吟味するクセをつけましょう

「目利き」になる
まずは自分の好みのものと、好みではないものとを見極める目を養いましょう。
ものの質や価値を見逃さない目を養うと同時に、ものの凡庸さや無益さを見抜く目を養うことができれば、自分が本当に必要としているものだけに囲まれて暮らすことができるようになるはずです。

大好きなものだけに囲まれて暮らす

美しく、機能的で、自分にぴったりなもの

ベーシックで上質なものにこだわる

調和の技

あるべきところに、あるべきものを

質素、清潔、秩序を重んじる楽しみ

 

 

住まい

まずは住まいをシンプルに

自分を取り戻すための大切な場所
住まいは休憩の場、インスピレーションを得る場、癒しの場であるべきです

あなたが主役になれる住まいづくり

光と音にも細かい配慮を

住まいの基本は、コンパクト・快適・便利

室内にエネルギーを取り込む

 

ファッション

自分らしいスタイルを磨く
まずは、手持ちの服の中から、中途半端な服や、小さすぎたり古すぎたり、「すぎる」がつくものは処分しましょう
人の真似をしようとすると、簡単に自分自身を見失ってしまいます
スタイルとは、自分自身に精神的な落ち着きを与えてくれるものです

時間をかけて本物だけを揃える

ワードロープの再点検

ショッピング ー 予算とメンテナンスを考えて

旅行の荷物は軽く少なく

ハンドバック、イコール、自分の世界

 

時間管理

時間こそが私達の最も大切な財産

絶え間なく消費している時間の質を高める

上手に一休みする

日常生活に儀式を取り入れる
愛する人が家の階段を上がってくる足音を待つ時間、雨が降る日曜日の夢見がちな気分、小鉢に入れたざくろの実をつまみながらビデオ鑑賞する夜、新たな決断を下す月曜日の朝。
こうした生活の一コマ一コマを、決まった儀式として捉え直してはいかがでしょう
より良い生活を送る、という習慣のなせる技です。

 

お金の管理

お金はエネルギー
お金はパワーであり、エネルギーです。私たちの人生を築いていくための力です。

お金を自分の奴隷にする
自分がお金に使われるのではなく、お金を自分の奴隷にしましょう!
他人に、金銭的に依存するなどもってのほか。借金や負債の悪循環に陥らないようにしましょう
自分が稼ぐ以上に、絶対に使わないことです

だらしなさの代償に決別を

家計簿で生活を管理する

 

美容

あなたがあなたらしくいるために
周囲の物事を静観するよう心がけ、自分と一線を画するようにしましょう
鏡の中を見たときに、疲れや怒りのサインが見えたなら、まず自分に微笑んであげてください

見た目年齢は自分次第
肉体的な美しさも、内面の美しさとの調和が取れて初めて輝きを放つもの

ボディケアも大切

ボディケアを始める前に
等身大の鏡、正確な体重計とシステム手帳を用意します

ボディブラッシングのすすめ

オイルを味方につけましょう

スキンケアもシンプルに

若々しい表情でいるために

ヘアケア
シャンプーをしながら頭皮をマッサージするのを習慣にすることをお勧めします

ネイルケア

 

食事

過剰になりがちな食事をシンプルにリセット

食べるのは空腹を感じた時のみに

空腹感との付き合い方

食事の環境を美しく整える

 

人付き合い

交友関係もシンプルに
自分にとって何の支えともならないような、無益な交友関係は整理してしまいましょう。恋愛においては相手の性の奴隷とならないように、知性のない人とは一線を引きましょう。

人を批判しない

拒否することを学ぶ

聞く耳を持つ
おしゃべりは愚かな行為です。相手の言うことに静かに耳を傾ける態度は、優雅さと尊厳を示し、品格を感じさせ、穏やかなイメージを与えます
人と一緒にいるときは、話しすぎないように注意し、余計な動きを慎むことを心がけましょう

自分を許し、他人を許す

他人を当てにしない、他人を変えようとしない

他人にしてあげられること

 

自己管理

心の整理整頓
まず、自分の頭に頻繁に浮かんでくる思いや考えをリストアップします
リストが作成できたら、その項目を一つ一つ、根気強く検討し、じっくりと時間をかけて解決方法を考え、自分の頭から消していきます

ストレスと付き合う方法
心配事の九割は実際には起こりません
・良く食べる ー 体に優しい食事を心がける
・体を動かし、酸素を十分に取り入れる(水泳がお勧めです)
・日常的にボディケアを楽しみ、自分の体を労わる
・体内時計を守る ー 自分のバイオリズムに合わせた生活スタイルにする
プラス思考を手に入れる

孤独を味わう
私たちは実は、孤独を通じてエネルギーを充電できるのです。孤独の時間は種を蒔くために用意された時間。
孤独を味わえるようになることで、むしろ、他人が存在する喜びが二倍に感じられるようになるでしょう。

自分を信じましょう
憧れや夢を求めて生きていれば、必ず叶うものです。自分に起きることは全て吉、と信じましょう

なりたい自分をイメージする

慎ましさ
シンプルな生き方を受け入れ、自ら「慎ましさ」を選択すると、次第に人生が「豊か」に変わっていきます。逆説的ではありますが、自分を捨てることのできる人が、結局、自分の望むすべてのものを手に入れることができるのです。

シンプル主義と間違いやすいもの
より深い思想と、生活流儀を追い求めること、それがシンプルに生きるということです。

 

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