AppleのmacOSでexeファイルインストールが簡単にできません。
更にM1チップMacの場合、Windowsをデューアルインストールすることができません。
自分の場合は、必要に応じて、Wineskinでexeファイルをインストールして利用します。
ここでM1チップでもWindowsのexeファイルが利用できるような方法を説明します。
Rossetaの変更
Wineskinを利用するにあたって、Homebrew を先にインストールする必要があります。
しかし、CPUがIntelプロセッサではなく、M1の最近の新しいMacの場合、
ターミナルの設定を「Rossetaを使用して開く」に変更する必要があります。
1、ファインダーのアプリケーションを選択し、検索窓で「ターミナル」と検索します。
2、出てきたターミナルを右クリックして、 「情報を見る」 をクリックします。
3、「Rossetaを使用して開く」のチェックボックスにチェックを入れます。
窓を閉じて、ターミナルを再起動し、次のステップに進みます。
もし上の設定がうまくできない場合、パソコンを再起動して再度試してください。
Homebrewのインストール
HomebrewはmacOS環境におけるパッケージマネージャです。
OSによって、パッケージマネージャが異なります。
MacOS: Homebrew(brew)
Linux(RH系): yum, dnf
Linux(Ubuntu): apt
2、Launchpad → その他 → ターミナル の選択で、ターミナルを起動します。
ここでコピーしたインストールコードを貼り付けます。Enterキー押下で実行開始します。
3、途中でEnterを押して継続します。
パスワードを聞いてくるので💻ログイン時のパスワードを入力します。
インストールが進み、[Installation Success]と表示されたらインストール完了です。
4、最後に、ターミナルに「brew -v」を入力してバージョンを確認します。
「Homebrew 2.6.2」のようなバージョン情報が表示されたら、インストール成功です。
Wineskinのインストール
Wineskinは、Windows向けプログラムをOS Xに移植し、
ネイティブ動作を可能にしてくれるフリーのオープンソースユーティリティーです。
これは、開発者のソフトウェア移植を助けるエンジン「Wine」をベースにしています。
1、下記のコマンドをターミナルに貼り付けてインストールします。
brew install –no-quarantine gcenx/wine/unofficial-wineskin
2、Launchpadから Wineskin Winery を立ち上げると次のような画面が現れます。
+アイコンをクリックしてエンジンをインストールします。
色々なエンジンがありますが、最新のものを選んでください。
3、「Download and Install」をクリックします。
4、インストール終わったら、“Wrapper Version”欄の「Update」をクリックします。
ラッパーを最新のものへアップデートしましょう。
Update完了したら、Wineskinのエンジンが出来上がる状態です。
後は、個別に必要に応じて、exeファイルをインストールします。
EXEファイルのインストール
上記設定が終われば、やっとここでexeファイルがインストールできる状態になります。
1、Launchpadから Wineskin Winery を立ち上げます。
2、「Create New Blank Wrapper」をクリックして、
インストールするアプリ名を入力して、「OK」をクリックします。
ラッパーが作られます。場合によっては数分かかります。
3、しばらく待ったら、ラッパー作成完成します。
作れれたラッパーは [~/Applications/Wineskin/] 内に保存されます。
Launchpadにもこのアプリ(ラッパー)は表示されます。
4、最後にLaunchpadから、インストールしたアプリ(ラッパー)を起動できます。
これで作業終了です。如何でしょうか。
大変ですね。環境準備自体簡単じゃないからですね。
自力で構成するのは難しいのであれば、有料のものを利用せざるを得ません。
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