チームマネジメント14:チームを安定・安心させるには強いリーダーシップが必要

 

今の会社、残り1週間です。

普段、リーダー業務、チームメンバーに常に共有しているので、それほど別途引継ぎの必要がありません。

上司に次になるリーダーを推薦して、その人を1ヶ月ほどサポートすれば大丈夫と思いました。

 

一方、上司は僕の現場マネージャーの仕事は他の人でも良いでしょうと軽く思っているようです。

しかし、3週間経った今、その間違いを上司に知らせたはずです。

現場で一番開発できるメンバーをリーダーに指名してもらっても、わずか3週間で、リーダー業務を受け入れたくないことを上司に伝えたようです。

そして上司は他の人にも個別相談してみたが、結局の所、他に4人とも拒否したようです。

メンタルの大変さは皆んな知っているからです。

特に一人50代後半の年長のメンバーが僕のことを直接提起してくれました。

「林さんほど強いリーダーシップを持って、仕事の割り振りなどができる人が滅多にいない、マネージャーの仕事軽く見過ぎ」

僕は事後にその話を聞いて、ちょっと感動と感謝でした。

その人は最初は信頼してもらうまで時間かかりましたが、今は完全に信頼してもらっています。

 

真のリーダーには、リーダーシップが必要です。

それは職務上のポジション、肩書きとは異なるものです。

心から尊敬してもらう能力、納得させる、安心させる力です。

専門知識、コミュニケーション力、思いやり、自信、そして人を動かすパワー、この全てが必要です。

技術力があったとしても、自信や威厳が足りなかったりすると、人が従ってくれなかったりします。

その結果、スケジュール通りに十分品質のアウトプットが出せなかったりします。

 

上司は現場の実業務が詳しくないから、仕事をメンバーにやらせればいいと安易に考えます。

しかし、顧客に品質の良いアウトプットをスケジュール通りに出せるには、メンバーの成果物をチェックする専門知識、各方面への調整とコミュニケーション力、そして大変な時期にメンバーへの思いやりなど必要です。

現場のマネージャーがエネルギッシュに先頭に立って皆んなを引っ張りながら、そしてリスクを避けながらできないと、チームが沈みます。

プロジェクトが成功するか否かは本当にこのリーダーにかかっています。

この数年、常に先頭に立って、チームメンバーにも顧客にも尊敬してもらって、成果を出してきました。

もちろん時に涙が出る辛い時もあります。その辛さは自分は知っています。

しかし、今の上司はそこまで知っていません。そして今の現実の皆んなの士気でお分かりになるでしょう。

 

この事から、自分にも教訓があります。

まず有能な人ほど、高い報酬を払う価値があります。

僕がいることで、実作業人数より常に5人以上多めに工数・報酬をお客様から支払っています。

最初の7人のアウトプットを今の27人のアウトプットに、しかもさらに増加傾向です。

残念なことに自分が離れることによって、これからアウトプットが半減になることが見えます。

僕に2倍の給与を払っても、会社にプラスです。僕の退場の方がより損失が大きい。

次に、有能な部下を尊重してそして育てることです。

これは今でも僕はやっています。

有能なメンバーに出会えるのがすごく感謝かつ嬉しいことです。

リーダーの助けになります。

本当にお互い様です。

 

次の会社はもっと給与を出してこちらを評価してくれたから、もっと自分を磨いて、貢献できるように頑張っていきたいです。

自信を持ちながら、いつまでも謙虚で少年の心持ち主でいたい。

 

仕事

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