今の会社、残り1週間です。
普段、リーダー業務、チームメンバーに常に共有しているので、それほど別途引継ぎの必要がありません。
上司に次になるリーダーを推薦して、その人を1ヶ月ほどサポートすれば大丈夫と思いました。
一方、上司は僕の現場マネージャーの仕事は他の人でも良いでしょうと軽く思っているようです。
しかし、3週間経った今、その間違いを上司に知らせたはずです。
現場で一番開発できるメンバーをリーダーに指名してもらっても、わずか3週間で、リーダー業務を受け入れたくないことを上司に伝えたようです。
そして上司は他の人にも個別相談してみたが、結局の所、他に4人とも拒否したようです。
メンタルの大変さは皆んな知っているからです。
特に一人50代後半の年長のメンバーが僕のことを直接提起してくれました。
「林さんほど強いリーダーシップを持って、仕事の割り振りなどができる人が滅多にいない、マネージャーの仕事軽く見過ぎ」
僕は事後にその話を聞いて、ちょっと感動と感謝でした。
その人は最初は信頼してもらうまで時間かかりましたが、今は完全に信頼してもらっています。
真のリーダーには、リーダーシップが必要です。
それは職務上のポジション、肩書きとは異なるものです。
心から尊敬してもらう能力、納得させる、安心させる力です。
専門知識、コミュニケーション力、思いやり、自信、そして人を動かすパワー、この全てが必要です。
技術力があったとしても、自信や威厳が足りなかったりすると、人が従ってくれなかったりします。
その結果、スケジュール通りに十分品質のアウトプットが出せなかったりします。
上司は現場の実業務が詳しくないから、仕事をメンバーにやらせればいいと安易に考えます。
しかし、顧客に品質の良いアウトプットをスケジュール通りに出せるには、メンバーの成果物をチェックする専門知識、各方面への調整とコミュニケーション力、そして大変な時期にメンバーへの思いやりなど必要です。
現場のマネージャーがエネルギッシュに先頭に立って皆んなを引っ張りながら、そしてリスクを避けながらできないと、チームが沈みます。
プロジェクトが成功するか否かは本当にこのリーダーにかかっています。
この数年、常に先頭に立って、チームメンバーにも顧客にも尊敬してもらって、成果を出してきました。
もちろん時に涙が出る辛い時もあります。その辛さは自分は知っています。
しかし、今の上司はそこまで知っていません。そして今の現実の皆んなの士気でお分かりになるでしょう。
この事から、自分にも教訓があります。
まず有能な人ほど、高い報酬を払う価値があります。
僕がいることで、実作業人数より常に5人以上多めに工数・報酬をお客様から支払っています。
最初の7人のアウトプットを今の27人のアウトプットに、しかもさらに増加傾向です。
残念なことに自分が離れることによって、これからアウトプットが半減になることが見えます。
僕に2倍の給与を払っても、会社にプラスです。僕の退場の方がより損失が大きい。
次に、有能な部下を尊重してそして育てることです。
これは今でも僕はやっています。
有能なメンバーに出会えるのがすごく感謝かつ嬉しいことです。
リーダーの助けになります。
本当にお互い様です。
次の会社はもっと給与を出してこちらを評価してくれたから、もっと自分を磨いて、貢献できるように頑張っていきたいです。
自信を持ちながら、いつまでも謙虚で少年の心持ち主でいたい。
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