去年から仕事の量が毎月のように増えてきています。
すごくいいことに、顧客の心配がクリアできて、信頼されてきました。
その結果、どんどん仕事が依頼されるようになっています。
5人以下の仕事をマネジメントするなら、特にツールなどなくても問題ありませんが、10人以上のチームかつそれぞれの仕事を管理する場合、ドキュメントでちゃんと管理しなければ、状況が分かりにくいものです。
今は常に20個ほどの作業タスクを毎週進めているため、それぞれがどのようなスケジュールで、誰が、次に何をやるべきなのかを常に確認できるようにドキュメントで見える化しました。
品質の均一化と作業のプロセス化を大事にしているので、どのメンバーも同じプロセスでそれぞれが担当している機能開発を進めていけるために、ちょっと細かくマネジメントしています。
各メンバーがインドのOffshoreとのタスク管理はTeams上のタスク管理を行いますが、サイズが小さいので、それはそれで十分です。
細かいKnowhowの場合はOneNoteなどに共有していますが、各メンバーのタスク管理の場合は、自分はSharePointでのExcelが好きです。
そして上記の表の基本的な要素は次になります。
タスク内容部分
Task No:作業タスクの番号、各メンバーが自分が何番を担当するかが分かりやすくなります。
Task Name:そのタスクの名前
Task overview:タスク内容の概要
FF Date / GM Date:開発によってその機能を投入する時期や市場に投入する時期など
Go-cho:顧客様側のチームリーダー、機能によって担当が異なるから
Sony Estimation Vol.:顧客が見積もった工数
Requirement/Scope:このタスクの依頼内容、要件、スコープなど
Model:機種差分で特定モデルでしか発生しない不具合や機種差分実装が発生する場合、どのモデルなのか
作業コントロール部分
Member/Analyzer:担当開発メンバー
Input/JIRA:インプットドキュメントや不具合JIRAなど
Output/Pull Request:対応したアウトプットドキュメントや修正したPull Requestなど
Planned Start Date/Assign Date:計画した開始日、そしてここから下のTODOまで、開発工程毎に応じて行を追加して、それぞれの工程毎の計画日や状況、TODOなどを記載する。
Planed End Date:計画した終了日
Actual Start Date:実際開始日
Actual End Date:実際完了日
Status/Result:状況
Remarks:コメントなど
TODO:次に何をすべきか
TODO Check:TODO完了日
On Time?:この作業が予定通りに進まれているか、遅れないか
Countermove:遅れた場合、どのような行動を取ろうとするのか
フィードバックや改善部分
Bug Count:実装完了後にどの不具合、どの位出たのか
Knowledge Share Needed:これらの問題を他のメンバーに共有すべきか
Knowledge Area:このタスクがシステム開発全体知識の中でどの領域に関わっているのか
上記の管理表自体を自分は毎週のように少しずつ改善変更をしています。
今後更に詳細な情報が集計できるように、そして各メンバーが自ら更新できて、新メンバー教育に活かせるように変えていきます。
このように見える化することによって、20数個のタスクの同時進行コントロールが可能になります。
すごく忙しいのですが、混乱は生じないし、顧客に質問されたら、すぐにどのタスクがどの状態になっているかを即答できます。
これからも勉強しながら、チームを大きく育てていきたいです。
次の目標は50人のチームへ。
コメント